letter-spacingの継承問題とその解決策

CSSのプロパティの1つであるletter-spacingは、文字間隔を調整するためのものです。しかし、body要素などの親要素にletter-spacingを適用しても、子要素の文字間隔が期待通りにならないことがあります。

その理由は、letter-spacingは子要素に自動的に継承されるプロパティではないためです。したがって、全ての要素に同じ文字間隔を適用したい場合や、特定の要素以下の文字間隔を統一したい場合には以下のような解決策を試すことができます。

解決策1: 全ての要素にletter-spacingを適用

* {
   letter-spacing: 0.1em;
}

この方法は、全ての要素に文字間隔を適用する方法です。ただし、特定の要素の文字間隔を変更したい場合には、その要素に直接スタイルを適用する必要があります。

解決策2: カスタムプロパティを使用して継承を制御

:root{
   --spacing: 0.1em;
}
*{
   letter-spacing: var(--spacing);
}

.child {
   --spacing: 0.05em;
}

この方法は、CSSのカスタムプロパティを使用して、文字間隔を継承させることができます。この方法を使用すると、特定の要素以下の文字間隔を変更する場合も、カスタムプロパティの値を変更するだけで対応することができます。