SVG(Scalable Vector Graphics)は、ベクターグラフィックを定義するためのXMLベースの画像形式であり、ウェブ上での利用が増えています。SVGイメージは、他の多くの画像形式と異なり、スケーリングしても品質が損なわれません。しかしながら、場合によってはSVGのアスペクト比(幅と高さの比率)を固定しないようにしたい場面があります。
SVGの比率を固定しないようにするには、SVG要素にpreserveAspectRatio="none"
属性を追加します。この属性を使うことで、SVGは指定されたコンテナの全幅と高さに伸び縮みするようになります。
<svg preserveAspectRatio="none" ... >
...SVGコンテンツ...
</svg>
重要なのは、preserveAspectRatio
属性はSVG要素の最初の部分に配置する必要がある点です。これを忘れると、正常に動作しない可能性があります。
この方法を利用することで、SVGイメージを自由にスケーリングし、デザインのニーズに合わせてアジャストすることができます。