CSSのtransition
は、特定のプロパティの変更を時間的に遅らせることでアニメーション効果を持たせることができます。しかし、display
プロパティの変更(例えば、display: none
からdisplay: block
への変更)は、transition
によるアニメーションの対象外です。これはdisplay
プロパティがレンダリングに直接関わるため、即時に適用されるからです。
そのため、display
プロパティの変更にアニメーションを付けたい場合、animation
プロパティを使用する方法が考えられます。
方法:
@keyframes fadeIn {
from { opacity: 0; }
to { opacity: 1; }
}
element {
animation: fadeIn 1s forwards;
}
上記のコードでは、fadeIn
というアニメーションを定義して、対象となるelement
に1秒間でフェードインするアニメーションを適用しています。このように、display: block
に変更された直後にopacity
を使用してアニメーションを付けることで、表示変更に伴うアニメーション効果を再現することができます。
この方法を採用することで、display
プロパティの変更にも滑らかなアニメーションを持たせることができ、ユーザー体験を向上させることが期待できます。